FX取引では、チャート分析を行う際、インジケーターを使用しそれを目安に取引を行うことができます。
今回は、mt4に搭載されている「一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo)」について紹介します。
使いやすいインジケーターを見つけ、FX取引にぜひ活用してみましょう!
一目均衡表
一目均衡表は、日本発のテクニカル指標で、世界中で愛用されているインジケーターの1つです。
一目均衡表は、3本の線と2本の線で構成される2つの雲から成り立っています。
①基準線(上図の紫色の線)
過去26日分のローソク足の高値と安値の中間値を表します。
②転換線(上図のピンク色の線)
過去9日分のローソク足の高値と安値の中間値を表します。
③遅行スパン(上図の白色の線)
終値を26日前にずらした線です。26日前の価格と比較することができます。
④先行スパン1(上図の青色の線)
当日の転換線と基準線の中間値を26日未来にずらしたものです。
⑤先行スパン2(上図の赤色の線)
過去25日分のローソク足の高値と安値の平均値を26日未来にずらしたものです。
⑥上昇雲(上図の青色の部分)
先行スパン1が先行スパン2を上抜けるとできる雲です。
⑦下降雲(上図の赤色の部分)
先行スパン1が先行スパン2を下抜けるとできる雲です。
<一目均衡表の見方>
買いトレンド
・ローソク足が雲を上抜けたとき。
・転換線が基準線を上抜けたとき。
・遅行スパンがローソク足を下から上に抜けたとき。
売りトレンド
・ローソク足が雲を下抜けたとき。
・転換線が基準線を下抜けたとき。
・遅行スパンがローソク足を上から下に抜けたとき。
買いも売りも以上の3つのポイントが揃うと、最も強いトレンドとなります!
しかし、3つ揃うことはあまりないので、2つそろうと充分な相場の転換点になり得ます。
一目均衡表は、初心者の方でも使いやすいインジケーターだといえるでしょう!